
天竜川では急峻な地形と中央構造線からなる脆弱な地質から、流出される土砂が極めて多い河川です。
佐久間ダムの例ではダム建設後45年を経て、貯水容量に対し約30%が堆砂で埋められています。
愛利産業ではこれら天竜川水系のダムでの浚渫を主業としており、浚渫船で堆砂の湖内移送(佐久間ダム)・湖外搬出(秋葉ダム)の一部を担っております。
浚渫作業は、佐久間ダムがガットバージ船 x 1、ポンプ浚渫船 x 2、グラブ浚渫船 x 1、秋葉ダムはグラブ浚渫船 x 1 の体制で作業をしており、1船の人員は4~5名です。
浚渫期間は例年で4月~2月、作業日数は250日に及びます。
また、船舶や搭載機材、重機などのメンテナンス事業も行っており、修理や定期点検、2月~3月の渇水期には船団整備を行っております。